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インプラント治療の失敗やトラブルは、インターネット上にも多くの情報があります。そのような情報を見ると「インプラントは怖い」と思う方もいるかもしれません。しかし、「なぜ失敗してしまったのか」という原因をしっかりと把握して、しっかりとクリニック選びをおこなえば過度に心配をする必要はありません。
こちらでは、インプラントの主な失敗例とその原因、失敗しないためのクリニックの選び方について紹介します。
まず、最初の失敗例は、インプラントがぐらつく・脱落してしまうということです。インプラントは顎の骨とインプラント本体が分子レベルの強固な結合(オッセオインテグレーション)を得ることでしっかりと固定されます。しかし、オッセオインテグレーションが得られずに固定されなければ、ぐらつきが生じて、最終的には脱落することもあるのです。
インプラントは事前に精密な検査・診断を行って、埋入位置や角度を決めてから手術を行います。しかし、事前の検査が不十分だったり医師の技術が不足していたりして適切な位置にインプラントを埋入できなかった場合、骨とインプラント体の接触面積が不十分になるなどのトラブルにより、オッセオインテグレーションが得られない可能性があります。
手術中に顎骨がダメージを受けることでも、インプラントとの結合が妨げられる場合があります。代表的な例はオーバーヒートと言って、骨に穴を開けるドリルが回転しているときの熱で骨を火傷状態にしてしまうことです。火傷状態となった骨は壊死してしまい、インプラントがうまく結合できなくなってしまいます。
歯ぎしりなどの癖もインプラントのぐらつきや脱落の原因となります。歯ぎしりや食いしばりの力はかなり大きく、天然歯を失う原因にもなります。
しかし、この癖を治すことは難しい場合が多く、就寝中に装着するマウスピースで対応することがほとんど。歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、インプラントを守るためマウスピースを装着することが必要になります。
タバコを吸うと、有害物質が肺に入り、肺から血流に乗って全身に運ばれます。これら一酸化炭素などの有害物質は血中の酸素濃度を下げるなど、身体にさまざまな悪影響を及ぼします。そのため、インプラント治療でも、オッセオインテグレーションが進行せずに脱落してしまう可能性があります。
喫煙者のインプラントの失敗率は、非喫煙者と比較して上顎で約2.06倍、下顎で1.32倍も高くなるという報告もあります。
インプラントは、基本的にインプラント体・アバットメント(インプラント体と上部構造をつなぐ部品)・上部構造(人工歯)という3つのパーツで構成されています。そのため、インプラント体自体には不具合がなく、人工歯の部分だけが破損してしまうこともあります。
人の噛む力は非常に大きく、噛み合わせのバランスが崩れると人工歯は破損してしまうことがあります。
噛み合わせは、インプラント部分だけを考慮すれば良いわけではありません。全体的なかみ合わせを確認しながら調整をする必要があるのです。そのバランスがうまくいかないと、人工歯の破損だけではなく、顎関節症などにもつながる可能性があります。
上記で説明したように、人工歯とインプラント体はアバットメントという部品でつながっています。接続方法はネジによる場合が多く、緩んでしまって人工歯が外れることがあります。ただ、構造的には非常に外れにくくなっていますので、外れてしまった場合には、人為的なミスや部品の不具合などが考えられます。
インプラント治療は外科手術を伴います。そのため、手術後に腫れや痛みなどがあることは多くあります。しかし、このような症状は薬を飲んだり、数日経過することで徐々に軽快していきます。
もし、痛み止めなどを飲んでも我慢できないような痛みが継続する、腫れや痛みの症状が1週間以上続く場合には治療をしている歯科クリニックに相談することが重要です。原因としては以下のようなことが考えられます。
インプラントは、神経や血管を避けて適切な位置に埋入される必要があります。もし、適切な位置に埋入されていない場合には、インプラントが神経を圧迫してしまい、痛みや痺れが発生することがあります。インプラントを適切な位置に埋入するには事前に入念な治療計画やシミュレーションが必要になります。
もうひとつ腫れや痛みが続く原因として、考えられるのは感染症です。何かしらの細菌などにより引き起こされるものです。炎症が続き腫れや痛みが継続します。多くの場合、抗菌剤などの服用によって回復します。ただ、下記に紹介する「インプラント周囲炎」になってしまうこともあります。
インプラントの脱落につながる大きな原因として、インプラント周囲炎が考えられます。この病気は天然歯の歯周病と同じで、歯周組織や歯槽骨(歯の生えている部分の骨)が炎症を起こして骨吸収を起こし、最終的にはインプラント体が脱落してしまうものです。
インプラントには天然歯のように神経も血管も無いために、気づきにくく、免疫も働きにくいために進行が早いことが特徴です。
インプラント周囲炎になる原因の一つが、手術前の歯周病治療不足です。お口の中のほかの部分に歯周病がある場合でも、手術後に歯周病菌がインプラントを埋入した部位に感染することがあります。予防するためには、必ずインプラント治療前に検診を実施して、歯周病があった場合には治療をしておくことです。
インプラント周囲炎になるもう一つの原因は、生活習慣、特にメンテナンスを怠ることです。インプラント手術後に安心してしまい、歯磨きなどをいい加減にしていると、歯周病菌が増殖してインプラント周囲炎になってしまいます。インプラントは虫歯にはなりませんが、メンテナンスを怠ると、インプラントが脱落する可能性もあるインプラント周囲炎になることを覚えておいてください。
インプラントでは外科手術をおこないます。日帰りの手術ですが、リスクはあります。
実際に国内でのインプラント手術では過去に1件だけ死亡事故が発生しています。2007年に東京都の歯科クリニックで起こった事件で、手術中に誤って動脈を損傷してしまい、大出血となります。救急病院にて救命処置はしたものの、患者さんは血液が気道を圧迫したことによる窒息により翌日死亡してしまいました。
この事故では、歯科医師が事前にCT撮影をしておらず、動脈の位置を把握していなかったことに原因があるとされています。
ここまでインプラント治療の失敗例について紹介してきました。死亡事故も発生していることから、「インプラント治療は怖い」と思う方もいると思います。しかし、歯科クリニックを選ぶことで、インプラント治療の失敗は大きく低減できます。
重要なことはメリットばかりではなく、デメリットも詳しく説明してくれるクリニックであることです。治療をするか、しないかを決めるのは、あくまでも患者さん自身です。その決定をする材料を多く与えてくれる歯科クリニックは、信頼できると言えるでしょう。そのほかのポイントとしては以下のようなものがあります。
インプラント治療において、現在歯科用CTは、必須と言っても過言ではないでしょう。インプラントを埋入する部位の骨の厚みや高さ、さらに神経や血管などの組織の位置を正確に把握でき、立体的に描出できるため、手術シミュレーションも可能です。ただ、自院に歯科用CTがなくても、提携先で撮影をすることもあります。一概に導入していないからダメということではありません。
インプラント手術は、通常の診療をおこなう診療室でも実施はできます。しかし、感染症を防ぐためには、やはり手術室があったほうが安心でしょう。清潔な空間で、手術をおこなうことにより、インプラントが失敗する確率はより低減されます。
インプラント手術直後には異常などはなくても、数ヶ月、数年を経過してインプラントのトラブルが発生することは十分に考えられます。そのためにも、メンテナンスに力を入れているクリニックを選びましょう。メンテナンス時に早く以上を見つけられれば、軽い症状で済むことも多いです。また、メンテナンスを継続すれば、インプラントは長く機能する可能性が高くなります。
紹介してきたように、インプラント治療には失敗することもあります。しかし、歯科クリニックを選ぶことで、その可能性は低減できます。治療のデメリットも説明してくれて、メンテナンスにも力を入れているクリニック、そして、歯科用CTや手術室など設備も整っているクリニックでの治療を検討してみてください。
羽曳野市にある9つのインプラント治療が可能な歯科医院から、患者さんが持つ不安に応えられる歯科医院2院を紹介します。
日本歯科麻酔学会
専門医
による
静脈内鎮静法
歯茎を大きく
切らない治療あり
CT+シミュレーション
による精密治療
一般的な症例から
難症例まで対応
基本2年保証、
最長10年まで
延長可能(有償※2)
加藤総合歯科・矯正歯科の
公式サイトで
インプラントの
治療法を
詳しく見る
静脈内鎮静法を含む
3種の鎮静法から
選択可能
歯茎を大きく
切らない治療あり
CT+シミュレーション
による精密治療
一般的な症例から
難症例まで対応
3年まで保証
羽曳野市でインプラント治療ができるクリニックの中から、静脈内鎮静法、切らない手術・CT検査・コンピューターシミュレーション、難症例対応、保証に対応する歯科医院を選出。
※1:2015年度版『日本の歯科100選』に選出(日本医院開業コンサルタント協会編/http://www.dental100.jp/result2015/)
※2:1本につき追加15,000円で10年まで全額保証で延長可能。
【インプラントの費用と期間、通院回数について】
インプラントは、失った歯の代わり人工の歯根(フィクスチャー)を埋め込み、人工の歯(上部構造)を取り付ける治療法です。保険外の自費治療となり、一般的な治療費用は1本につき30~50万円程度です。クリニックにより、料金に含まれる項目は異なります。相談から検査、埋入、かぶせ物(上部構造)の装着まで、3ヶ月~12ヶ月程度、6~10回程度の通院が必要です。歯科医院や、治療法、口内環境、症状、埋入位置、麻酔の方法などによっても、費用や期間は変動します。
【治療のリスク・副作用】
インプラント治療を行うことで、術後の腫れや痛み、インプラント周囲炎や金属部品に対する金属アレルギーが起こる可能性があります。糖尿病や心臓病などの持病がある場合には、合併症といったリスクもあります。治療に対して疑問や不安がある場合には、必ずクリニックの医師に相談し、治療方法や費用を確認して、納得した上で治療を開始してください。