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インプラントは半永久的と呼ばれている治療法ですが、何らかの理由で脱落する場合があります。一度治療を受けたら終わりではなく、インプラントには寿命があることを知っておきましょう。
インプラントがいつまで使用できるのか、「○年経過したら使えなくなります」という明確な答えはありません。ただ、さまざまな研究により、10年から15年程度経過しても累積残存率は上顎が約90%、下顎が約94%ということはわかっています。これは寿命ではなく、10年から15年経過しても問題なく使用できているということですから、使用できる期間は更に長くなるはずです。
ちなみに世界で初めて歯科インプラントを受けた患者は、1965年に手術を受けて、2006年に死去するまで機能していたと言われています。当時とは技術なども異なりますが、インプラントが長期間機能できることは事実です。
インプラントの寿命が長いことは、ご説明したとおりです。一方で、よく比較される治療であるブリッジ・入れ歯はどれくらいの寿命があるのでしょうか。それぞれのケースを見ていきましょう。
ブリッジの平均寿命は、7年から8年程度と言われています。ブリッジは隣接した歯を削り、被せ物をする治療です。機能しなくなる原因としては、被せ物自体が壊れてしまうこと、隣接している土台となる歯が虫歯や歯周病になってしまうことなどが考えられます。
被せ物が壊れた場合にはすぐに作り直せば良いのですが、虫歯や歯周病の場合には、治療をする必要がありますので、時間がかかることになります。
次に入れ歯の寿命です。入れ歯の寿命はブリッジよりも短く、4年から5年と言われています。部分入れ歯は、インプラントやブリッジと異なり、自分で取り外しが可能です。それはメリットともいえますが、装置に負荷をかけることにもなるのです。
また、入れ歯では歯茎部分が土台となりますが、歯がない期間が長くなると土台である骨が痩せて、入れ歯が合わなくなります。そして、支えている健康な歯がだめになってしまう場合もあります。
インプラントは使い方次第では一生使用できる可能性があるものです。しかし、注意事項を守らない場合は、平均よりも早く、数年で機能しなくなってしまうこともあります。では、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
まず、インプラントの寿命を短くしてしまう原因としてあげられるのが、 お手入れ・メンテナンス不足です。インプラント治療が終わったからといって、その後は何もしなくてよいわけではありません。セルフメンテナンスとして、歯磨きをおこなうことはもちろん、クリニックで定期メンテナンスも受ける必要があります。
このメンテナンスが不足していると「インプラント周囲炎」にかかることがあります。これは、天然歯の歯周病と同じもので、進行すると細菌によって顎骨が破壊され、インプラント体が脱落してしまいます。必ずセルフメンテナンス、定期メンテナンスは受けてください。
歯ぎしり・食いしばりなどの癖がある方は、インプラント治療を受けたあとの注意が必要です。何気ないクセだと思っている方も多いですが、これらは歯にとって非常に負担となります。時には100キロ以上の力がかかると言われていて、プロスポーツ選手などは、力を発揮する際の食いしばりで自身の歯を痛めることもあります。
インプラントの場合には、天然歯のようにクッションとなる機能がありませんから、かなりのダメージを受けてしまい、寿命の短縮につながります。対策としては、歯ぎしり・食いしばりなどを防止するマウスピースがありますので、担当医に相談してみましょう。
これは、主に治療をする側に原因があるのですが、インプラント体が適切に埋入されていない場合もインプラントの寿命が短くなります。
まず、骨とインプラント体の結合であるオッセオインテグレーションが得られないケースがあります。適切な場所や深さに埋入ができないと、治療失敗となってしまいます。また、オッセオインテグレーションが得られたものの、やはり、埋入位置などが不適切だったため骨の吸収により、脱落してしまうこともあります。
これらは、非常に稀な例ではありますが、起こっていることも事実です。インプラント治療を受ける際には、クリニック選びを慎重におこないましょう。
前述したインプラントの埋入が不適切だった場合と同様に、治療側の問題として品質の低いインプラント材料を使用しているケースもあります。その場合には、オッセオインテグレーションが得られなかったり、短期間で脱落してしまうことも考えられます。
少し前に話題となった「格安インプラント」などは、材料の品質が低い可能性があります。インプラント料金は平均で1本40万円ほどですが、半額程度で治療するクリニックもあるのです。インプラントメーカーは世界で数百社ありますので、低価格低品質のものもあります。あまりに低価格の治療費には注意が必要でしょう。
なんらかの持病がある場合には、インプラントの寿命が短くなることもあります。特に糖尿病や骨粗鬆症といった疾病の場合には、その可能性が高まります。糖尿病では、傷の治りが遅いためにオッセオインテグレーションが不十分、または得られない場合があります。骨粗鬆症も同様に、骨が足りないため、オッセオインテグレーションに問題が出ることがあるのです。
噛み合わせが合わないことでも、インプラントの寿命は短くなります。無理な力が加わり、インプラントに負荷がかかってしまうためです。
また、治療直後は噛み合わせに問題がなくても、年数が経過していくうちに合わなくなることもよくあります。これは、加齢などによるものです。微妙な変化は自分ではわかりにくいので、やはり、定期的な歯科クリニックでのメンテナンスが重要となってきます。
インプラントの寿命をできるだけ伸ばすために、抑えておきたいポイントは以下の3つです。
インプラントのメンテナンスを怠ると「インプラント歯周炎」を招きやすいです。毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れは、定期検診でしっかりと落としてもらい、インプラント歯周炎を防ぎましょう。
喫煙習慣のある人は、インプラントと骨が結合しにくいといわれています。無事に手術が成功したとしても、歯肉の血流が悪くなっている影響で歯周病などの感染を起こしやすいです。そのため、インプラントの寿命が短くなりやすいとされています。
治療を受ける際は、思い切って禁煙をしてインプラントの寿命を延ばしましょう。
インプラントは人工的な歯です。衝撃に弱いため、毎日の歯ぎしりや食いしばりで少しずつ劣化していきます。部品の破損やインプラント歯周炎を招きやすいため、できるだけ衝撃を加えないように工夫してください。
以上がインプラントの寿命を延ばすポイントです。インプラントは費用が高額であるため、トラブルが起こった際の保証があります。万が一再手術が必要になったとしても、無料で治療が受けられることが一般的です。
トラブルが不安でなかなか治療に踏み切れない……という人も、まずは保証内容を確認して治療を検討してみましょう。
インプラントの上部である人工歯が欠けた場合は、その部分を作り直すもしくは修理するだけで元通りになります。目に見える部分の治療のみで終わるため、再手術というよりも治療・修理として扱われます。
顎の骨に埋め込んでいるインプラント体の脱落が起こった場合は、再手術を行う必要があります。インプラント体を埋め込んだときと同様の手術を実施します。
インプラント治療は、高額な治療法です。あらかじめ治療にかかる費用や期間、そして保証内容を確認した上でインプラント治療を開始しましょう。
もし再手術が必要になっても、保証期間内であれば無料で手術が受けられることが一般的です。ただし良好な状態を保つように努力をしていた場合のみに適用されるケースが多いです。メンテナンスを怠った、扱い方に不備があったという場合は適用されない場合もあるので注意してください。
羽曳野市にある9つのインプラント治療が可能な歯科医院から、患者さんが持つ不安に応えられる歯科医院2院を紹介します。
日本歯科麻酔学会
専門医
による
静脈内鎮静法
歯茎を大きく
切らない治療あり
CT+シミュレーション
による精密治療
一般的な症例から
難症例まで対応
基本2年保証、
最長10年まで
延長可能(有償※2)
加藤総合歯科・矯正歯科の
公式サイトで
インプラントの
治療法を
詳しく見る
静脈内鎮静法を含む
3種の鎮静法から
選択可能
歯茎を大きく
切らない治療あり
CT+シミュレーション
による精密治療
一般的な症例から
難症例まで対応
3年まで保証
羽曳野市でインプラント治療ができるクリニックの中から、静脈内鎮静法、切らない手術・CT検査・コンピューターシミュレーション、難症例対応、保証に対応する歯科医院を選出。
※1:2015年度版『日本の歯科100選』に選出(日本医院開業コンサルタント協会編/http://www.dental100.jp/result2015/)
※2:1本につき追加15,000円で10年まで全額保証で延長可能。
【インプラントの費用と期間、通院回数について】
インプラントは、失った歯の代わり人工の歯根(フィクスチャー)を埋め込み、人工の歯(上部構造)を取り付ける治療法です。保険外の自費治療となり、一般的な治療費用は1本につき30~50万円程度です。クリニックにより、料金に含まれる項目は異なります。相談から検査、埋入、かぶせ物(上部構造)の装着まで、3ヶ月~12ヶ月程度、6~10回程度の通院が必要です。歯科医院や、治療法、口内環境、症状、埋入位置、麻酔の方法などによっても、費用や期間は変動します。
【治療のリスク・副作用】
インプラント治療を行うことで、術後の腫れや痛み、インプラント周囲炎や金属部品に対する金属アレルギーが起こる可能性があります。糖尿病や心臓病などの持病がある場合には、合併症といったリスクもあります。治療に対して疑問や不安がある場合には、必ずクリニックの医師に相談し、治療方法や費用を確認して、納得した上で治療を開始してください。